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2004年 夏の世話人交流会レポート

開催概略
参加者が所属する団体 愛知県、板橋区(東京都)、岡崎市(愛知県)、札幌市、滋賀県、渋谷区(東京都)、千葉県、富山県(県立学校)、長崎県、日本郵政公社、三重県、横浜市、スコラ・コンサルト(五十音順)(合計20人)
開催日 2004年7月30日(金)
会場 横浜市港湾局会議室(産業貿易センタービル内)
会の特徴

・ 前回の交流会(2004年2月)は、「変革型人材の育成」というテーマで参加者それぞれの取り組みを紹介し合いその情報をもとにディスカッションするという、密度の濃い合宿を実施しました。事後の感想で「もっと気軽に交流し合う場を」「じっくりテーマを深める場は、スコラ主催のセミナーで行ってはどうか」との意見が出てきましたので、今回は時間も短め、場所も首都圏、懇親会付きのお手軽交流スタイルでの実施としました。
・ 当日は、台風が接近し、開催も危ういのでは?との心配もありましたが、みなさんの元気で雨雲を吹き飛ばし、北は北海道、南は九州から多くのメンバーを迎え、無事に開催することができました。
・ 会場は、横浜市役所の方が近くの会議室を準備してくださいました。山下公園とベイブリッジを眺められる最高の景色を前にして、「日本の開国は横浜から」を旨に、意気盛んな発言が飛び交うことにつながったようです。横浜市のみなさん、懇親会も含め、いろいろとお世話いただきまして、ありがとうございました。
・ 全体としては、20人が一堂に語りあうには時間不足で、それぞれの思いを聞き合うのが精一杯、あと1時間半ぐらいあればグループに分かれ、そこから話し合いに発展できただろうと、残念に思っております。
・ また、人材育成部署に所属する方々からは、夏の研修ラッシュと重なり、やむなく不参加という連絡も多くありました。次回の交流会での再会を楽しみにいたしております。
・ 冬(2004年2月)の場でも提案されていました「自主運営」を目指して、次回は予め幹事役を募り、会の進め方などについて、事前に相談し合う機会を設けていきたいと考えております。
・ この会は、「自ら思いを持って行動する」人がお互いの実践をもとに、一人称で語り合い、現実の動きにつながる最適解の風土改革プロセスを見つけていくための場です。自分のために、そして、一緒に働く仲間のために、そして、それを支える住民へのよりよいサービスを提供するために、交流の仕方についてもよりよい方法を見つけていきましょう。
 

こんな話がでました

自己紹介

・ 2000年から参加している。この場の立ち上げメンバーの一人。こういうネットワークは非常に珍しいものだと思っている。これだけ大きなものになったことに驚いている。(2人)
・ 今日は上司から、一度のぞいてくるべし、と勧められた。一番最初の行革担当主幹で、2年間意識改革を中心に担当していた。現在は政策形成能力向上の担当をしている。
・ 土地を離れての息抜きの場がないと。混沌とした役所生活。元気をもらいに来た。
・ 初めての参加。皆ががんばってやれる仕組みをどうやったらいいか。
・ 前回の交流会に続き2回目の参加。庁内公募と意識改革を担当している。やっと今年になって月1回オフサイトを開催できた。
・ 庁内のオフサイトの研修に参加。去年は強制的にオフサイトをやったりしていたが、そういう中でさまざまなオフサイトをやりながら、今年に入ってからは月1回のペースでやれるようになった。上の人からテーマを出してもらうなど、いろいろ努力している。仕事では、部内のコーディネータをしている。部内課長会議でもオフサイトを開いたりしているが、なかなか続かない。
庁内総務事務の改革に伴い、7月のオフサイトではそのあり方について議論した。庁内改革実践運動のサポーター会議に参加。尼崎市役所の「YAAるぞカップ」に負けないようにしたい。オフサイトの手法を使いながら取り組んでいる。「北京の蝶」になりたい。
・ 職場の風通しを良くする取り組みを自分でやってみたがうまく行かなかった。そのときにオフサイトの世話人養成講座に出会った。職場では十分やりきれなかったが、仕事だけでは視野も広がらないということで今年から研修所でオフサイトミーティングの担当になった。今まで庁内でいろいろ動いていた人を訪ね歩いて話を聞いて回っている。
・ 人材育成班で研修と意識改革と人事異動の担当をしている。平成12年に派遣先の民間企業でスコラの柴田さんの話を聞いた。派遣から戻ったところ意識改革の直接の担当になった。平成14年から意識改革推進運動ということで研修その他に力を入れてきており、意見交換会を職場の中でやっていこうとしているがなかなかうまくいかない。民間企業研修経験者や民間企業で仕事した経験のある職員との意見交換会をやってきた。テーマは人事制度。今まで意見交換会をやる風土がなかった。やるのがなかなか難しい。
・ 経営品質の担当。先日グレード1のコースを受講してきた。庁内に少しでも改革の芽を、と思っている。経営品質と講座の企画実施が主な仕事。前の職場では都市計画局で住民参加のマスタープラン作り。直接住民と接してプラン作りをしてきて勉強になった。
・ 前回の交流会に続き2回目の参加。自治研修所に所属。研修をやっている立場の思いと受講する側の思いのギャップを感じている。庁内ではオフサイトは定着していないが、4月から勤務時間終了後に交流会をしており、今は25名くらいが参加している。縦割りでできる仕事はやり尽くしている、という意見が出ていた。
・ 言い出しっぺがいなければ組織的に変えるきっかけはできない。個人の思いと組織での改革のつなぎどころとして交流会をやっている。民間企業どうしは変えていくプロセスをお互いに学び合うことは難しいが、公的機関のメリットは途中のプロセスを横で共有することができる。
・ どうしてオフサイトの興味を持ったか。いろいろな職場で仕事をしていたが、定数管理の仕事をしながら、「何を目指すのか」が自分の役所にはないことを痛感。経営の整合性をとる必要性を感じたが、議論をすることがない。いろいろなシステムはあるが縦割りで現場はやらされるだけ。一度研修でオフサイト体験をやった。その後月1回程度管理職の本音を語り合うオフサイトをやっている。問題意識を述べ合うところからの次のステップへの切り替えができずに困っている。
・ トップが変わってあちこちでさまざまな取り組みが行われるようになった。トップの、非「成長・拡大」という時代認識や、「民の力が存分に発揮される社会の実現」という基本理念は常に一貫している。それを職員一人一人にきちんと伝えるにはどうしらよいか、どうやったらみんなが納得できるか、を考えている。いろいろな自治体の取り組みを参考に見ているが、まずは自分に何ができるかだと思う。
・ 職員研修室3年目。2年くらい前から研修でオフサイトミーティングをやらないか、という話があって柴田さんの本を読んでいた。今年上司が替わって、チャンスかな、と思っている。大きな政策的なものでなくても事務改善的なものでも職員はアイデアをためている。小さな改善でも進められるような風通しの良い風土にしていくためにも、オフサイトミーティングを起爆剤にしようと思っている。
・ 4月から研修担当。部下に誘われて来た。職場で感じているのは「敵は職場の中」。役所で意識改革などできっこないと感じる。オフサイトで変えることができるのか。やってみなければわからない。
・ 前回の交流会に続き2回目の参加。職場で前任者の仕事を変えていくと批判が多く出る。周りが困っているのに変えようとしないのはおかしいと思っていた。本庁で3時半くらいから2時間くらいオフサイトを8回くらいやっていた。勤務時間内でやっているんだからどうしても結論をだそうという風になってしまう。専門家の意思決定で物事が決まる場で、事務職員には無気力感がある。そんな中事務を変えようという取り組みを始めた。自分もそのメンバー。オフサイト的な発想から出てきたものだ。今年もワーキンググループという形で服務、旅費、財務ワーキングをやっている。今のワーキングは本庁が仕掛けたものだが、自発的に取り組むことができないか。
どうやって誰を巻き込んでいくか考えている。
 

オフサイトミーティングをどうやればいいのか?・・・誰と何を実現していくのか?

・ オフサイトをやるときの注意点はあるのか。
・ 研修後、1ヶ月以内にやれ、と言われたがオフサイトをどうやってよいのかわからなかった。まずは部内全員にメールを送って来てもらった。で、来てくれたのは女性が1人。これはまずい、と言うことから、部内課長会議で各課から2名ずつ若手の人を出してもらった。若い人から出た意見は「僕たちだけがしゃべって良いのか」と言われた。そこで次は若手以外も来てください、と言うことで声をかけたが5人しか集まらなかった。夕方から9時くらいまで愚痴の言い合いをした。これが2回くらい。ここと若手と合流してやってみた。
職員の中には知らない人がたくさんいて挨拶もできないでいる。コミュニケーションの場づくりと思い、「ほっとステーション」づくりをしようと思う。
オフサイトの結果を皆に伝えるという趣旨で、「オフサイト通信」を出すようにした。部内情報誌を作っている。メルマガ風に情報を流している。部長からの一言、新人さんの紹介、部内の仕事など。部内各課から有志を募って勝手に作っている。月2回ペースで流している。
次のステップをどうするかが課題だ。
・ 今の部署には13名の職員がいる。一つのグループとしては大きい方。毎朝欠かさず朝8時30分から打ち合わせをしている。今日の自分の動向と、今困っていること。私からは各人の動向と問題点を話している。昨年は、オフサイト研修があって必ずオフサイトをやることになった。
普段やっている会議をオフサイトにしようと思った。オフサイトを意識しなくても職場の会議に「オフサイトミーティングの手法」を取り入れてみた。刊行物の全面リニューアル、もう一つは危機管理のマニュアルづくりなど。オフサイトの枠にはめなくても結構いけるのでは。
・ まずは職場の中で話ができるようになること。その次に進めていこうとすると、スポンサーとうまく連携することが大事。
・ 役所の仕事をこなす人と、次の段階を企画する人は違う。それを引っぱり出したい。
・ 自主研究グループの発表会があってオフサイトの発表をしたときに質問が多かった。ニーズがあるのならオフサイトミーティングのハンドブックを作ろうか、と考えている。職場を変えるには若い女性のパワーが必要。
・ 前トップの時にネットワークを使い切った感じがある。有志の輪をねずみ講式に増やしていこうとしていたが、トップが変わると日々の仕事をこなすことにリソースを費やしてしまう。
・ トップに意識がないときにどうやって変えていくか。トップが変わらないと変わらないんじゃないか。
・ 民間企業よりも政治家の方がメッセージを伝える力を持っている。ただし、いろいろな階層、いろいろなところにキーマンがいてトップの思いや情報を翻訳して伝える参謀機能が必要。
・ トップが現場に激励に行く、という時に遠い現場には行っていない。工夫すればうまくやれるのに参謀役がいない。もう少し局長職や課長職が動かないと。
・ 研修でトップが講話でおっしゃっていたのが、なぜその仕事をやるのかの意味を考える、など話している内容に期待をしている。職員のベクトルを前向きに考えれば変えることができるのに、「言っても無駄」ということになってしまっている。意識改革でなく自分たちの発意で改善できるような流れをオフサイトを通じて作っていきたい。
・ 問題点をトップに持っていくことができない。どうしていいかわからないのでお互いに孤立している。トップがやりたいことと現状のギャップを説明することができない。
・ 管理職でオフサイトをやって出た意見を特別職のところに持っていったところ、一緒に話をしてくれた。トップにわかるように見せないと話が進まない、といわれた。
・ トップの環境に恵まれない場合は表ではなかなか動きがしにくい。その場合は透明性が大事。皆で現状を考え合うベースをつくれるように持っていくといい。

 その後は懇親会での議論に続く・・・



 

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