行政経営デザインとは

2000年から「公務員の組織風土改革世話人交流会」を立ち上げ、運営を支援。
2009年から副知事・副市長等経営幹部向け「参謀交流会」を開催しています。

title2
  次回開催が決まり次第、告知致します。しばらくお待ち下さい。

title3

「公務員の組織風土改革世話人交流会」は、2000年から始まった場です。
この会は、柴田昌治の著書『なぜ会社は変われないのか』を読み、
「なぜ○○は変われないのか」と読み替えて自分たちも変わらなければいけないとの反響をいただいた
公務員の方を対象に、「ミレニアム記念として一度交流しませんか」と私どもから呼びかけたものでした。
そこに全国から熱い思いを持った方々が十数名集まり、「ぜひまたやりましょう」との声が重なって、
年に二回のペースで開催するようになりました。
参加者は延べ500人以上にものぼります。

公務員の組織風土改革世話人交流会の趣旨

title5

公務員としての責任をよりよく果たしていくために、実際の行動を大切にする者たちが集まり、
互いに思いを共有し,確認することで、連携し励まし合い、元気と自信を得て、
自らの次の行動に結び付けていくことを目的としています。
公務員として良い仕事をしたいという個人の思いを生かし、
組織風土改革の動きにつないでいくプロセスを考え、話し合います

title5

(1) お互いの思いや悩みを共有して、明日の元気のもとにする
(2) 自らチャレンジしている変革プロセスの経験をよく聴き合う
(3) 困ったときに相談できる仲間を増やす
(4) 対話を通じて得た知恵と勇気を、具体的な一歩を踏み出す力につなげる
(5) 参加できなかったより多くの人たちにも、励ましとなるような情報を発信

title5

知識先行で理論や理屈を振りかざさない
現場の実践の中での個々の迷いや悩みを大切にする
失敗はあるもの、失敗を成功のもとにする
具体的な行動・取組みを基本とした組織風土改革のための場づくりをめざす
本音が話せる信頼関係を培う
できる限りお互いの実践事例を出し合うようにする
交流会やMLで知り得た秘密情報は本人の了承なく第三者に公開しない

※ これらの内容は皆さんの意見感想をいただきながら随時更新していきます

title3

公務員なら誰でも多かれ少なかれ私利私欲のためでなく、広く地域や国のため、市民・県民・国民のために働きたい、そう思う気持ちを持っている(持っていた)はずです。でも、法律や制度、規則の枠に縛られて仕事をしているうちに、与えられた業務をとどこおりなくこなしていればいい、そんな仕事のし方が身についてしまい、いつしか市民・県民・国民から遠い存在になってしまったのではないでしょうか。
ここにはそんな公務員の人たちが、今一度自分たちの使命を振り返り、本来の志と誇りを取り戻して、少しでも自信が持てる仕事をしていきたいと、自ら動き始めるに至った思いの一端をお伝えしています。
ここから小さな思いが集まって、響き合える声になり、力につながっていくことを願っています。

  • 公務員の世話人交流会を始めた思い

    スコラ・コンサルト / 元吉由紀子 / 2002年12月20日

    一つは、街づくりの難しさと変えていくパワーの大きさに対する思いです。

     以前、私は地域開発のコンサルティング会社に勤務し、地域活性化や商業ビジョン、地区再開発事業などに携わっていました。その時、街を変えるには、企業を変える以上に困難さがあることを痛感しました。企業は一組織であるため、ある方向性を定めれば、いざとなるとトップダウンの指示・命令でも改革を形押し切ることが可能です。しかし、種々の企業や商業者、行政や住民、通勤・通学者、観光者などが集まる地域では、その方向性を定めることさえままならず、ある地区を開発するには最後の一人までが納得して合意しなければ前には進めません。
     しかし、では全く不可能なのかといえばそうではなく、「この街をなんとかしたい」という“思い”の強い人たちが集まってエンジン役になり、周りの人たちにその思いを必死に伝え、一緒に悩みながら粘り強く話し合って、どうすればそれが実現できるかを考えていくプロセスを経た地域では、みんなの思いが結集され、ひとつの大きな方向性が導き出されて、ハコモノだけに終わらない、ソフト面でも活気づいた街に再生することができます。
     そんなようすを見てきて、物事を変えていくパワーと方法論は、企業であれ、街であれ、みな同じだなと実感しました。そして、異なる目的を持った組織・個人の集まりである“街・地域”を変えていくことは、それだけ意義深いことだということもよくわかりました。大変だけど、だからこそやらなければいけないし、やっていく価値がある。そして、そこにはトライし続けるパワーが必要だと感じたのです。

    もう一つは、阪神大震災の教訓から得られた協力しあうことの尊さと、一市民としての責任に対する思いです。

     私は、神戸市出身で、あの阪神大震災の時にたまたま神戸に住んでいました。その模様は言わずと知れたことですが、その時に感じたことは、「人には助け合う力がある」ということです。
     私たち神戸市民は、実に多くの方々に助けられました。全国各地から駆けつけてくださる方々、送ってくださる物資、励ましの言葉に支えられて、過ごすことができました。また、助けられると同時に、私達はあの何もない中でお互いに助け合う存在になることもできました。ライフラインさえ失い、自分がいかに無力であるかを思い知らされた瞬間、人は実に素直に人の力を求め、人の求めに応じることができました。いろいろと失うことが多くあった震災ですが、日頃見失っていた大切な本質を得られたように思えます。
     一方、震災の中には人災があったことも否めません。国と県と市と、自衛隊と県警と消防署と病院と、学校と公園と住宅と、NHKと民放(TV・ラジオ)と行政と、企業と個人とが、「震災」という瞬時に対応が求められる中で、組織を越えて連携することがいかに不可欠で、それがどんなに難しいことかを思い知らされました。縦の指示・命令を忠実に守ることで優秀とみなされてきた大半の組織人が、縦の情報が途切れた瞬間、何をしてよいかわからず右往左往してしまったのです。
     危機管理には、危機があった時のために用意したマニュアルを守ることだけではなく、マニュアルのない事態が発生した時に、一人ひとりが自ら判断して、自ら責任を持った対応をとるリスクテイクの訓練が必要です。そして、関連する組織間では、日頃から地域内や地域間で、セクションや役職にとらわれず顔見知りになり、お互いがどんな仕事をしているのかを感じ取り、声をかけやすくしておくことが、いざという時の協働力、命を救うスピードの差につながります。
     また、今まで当たり前のようにそこに存在していた町がある時突然崩壊して、ヒビ割れた道路、傾いた電柱、倒壊したビルや家だけが残った時、町は人が創るものだという当たり前のことを再認識しました。そして、「これまで町に育ててもらっていたんだ」と思えた時、町に恩返しをしていなかった反省が胸をよぎりました。一市民、一住民、一生活者として、何が自分にできるだろうか、何かできることをみつけて、自分も参画してみよう、そんな気がしました。町は与えられるものではなく、みんなで創っていくものなのだと。
     今「地方分権」に向けて日本が動き出していますが、それは一人ひとりの生活者が自分の行動に責任を持って、自分のことだけではない地区や地域に目をやり、周りとの関係を変えていくことから始まるように思います。
     そういう私もまだ何もできてはいませんが、こうやって公務員の方々と関わっていくことが、そんな地域、国のあり方をみつめ直し、新しい何かをみつけて歩み出すきっかけになればと思っています。

  • 社会のために力いっぱい働ける組織に。

    広島大学 大学情報サービス室 / 橋本 康男 / 2002年11月19日

     この公務員の世話人交流会への参加も今回で5回目になりました。
     最初に参加した時は広島県庁の職員で、その後広島大学に移ったものの、「一生懸命が恥ずかしくない環境づくり」という自分自身の問題意識から続けて参加させていただいています。

    最近の特徴は、地方自治体からの参加が増えたことと、
    職務として参加される方が増えたことかと思います。

    交流会の議論も広がりが出てきたように思います。今回詳しく報告していただいた三重県のようにトップから現場まで人の条件が揃ったところだけでなく、「普通」の組織がどう変革していくのか、職として風土改革を担当するというのはどういうことなのか、そんな議論が熱く交わされました。
     結局のところ、組織風土改革自体が目的なのではなく、“住民の方々のために職員一人ひとりの力が十分に発揮され、職員にとっても達成感のある組織風土づくりが大切”という話に落ちついたのは,この交流会に参加された方々の見識かと感じました。

     国立大学法人化を控えた大学もそうですが、いま全国の公務員組織では様々な変化が起きようとしていると感じます。それは、これまでのような一律の動きではなく、大きな違いを生み出していくものだと思います。

     何回目かの交流会で話題になりましたが、自分の能力を引き出し発揮させてくれる組織とそうでない組織との評価が厳しく問われるようになるのかもしれません。誰しも公務員になったからには、社会の人々のために力いっぱい働きたいと思っているはずですし、それを可能にしてくれる組織を求めているはずです。

     私自身、これまで県にいたときには商社への派遣、一人事務所での海外駐在を経験し、現在は大学にいるなど個人単位で評価される世界を経験してきた中で、やはりチームで銭金言わず社会のために現場で仕事をしていく地方行政の仕事の面白さを感じています。ただその中でも、「群れる」のではなく、もっと「個」を大切にしていく組織風土を生み出していく必要性を感じています。
     群れるのではなく個を大切にしネットワークが広がっていく、そんな公務員の組織風土が広がっていくためのきっかけを、この交流会が生み出していくことを期待しています。

  • 全国の世話人の皆さんへ

    三重県 志摩建設部 / 堀木 稔生 / 2002年11月19日

    「日本を変えよう、岩を動かす会」に初回より皆勤で参加させていただいている、三重県の堀木です。  私が、この交流会に『雨にも負けず、風にも負けず』、休まず参加している理由は、明日への「思い(夢と悩みなど)」を本音で語り合える・聴き合える、あたたかさ、そしてチャレンジし続ける勇気をこの場からいただいているからであります。

    私がこの場に参加するようになった背景、参加し続けている背景を、
    これまでの三重県の行政システム改革への取り組みなどとともに紹介します。

    三重県では、北川知事誕生(平成7年度)以来、さわやか運動、事務事業評価システム、率先実行運動、グループ制・マネージャ制等組織改正、最近では行政経営品質向上活動など、行政のあり方改革に総合的に取り組んできています。

     本県の取り組みが外部から評価されていることは、多くの自治体等が参考とされ、その後導入していることから推測できるところです。
     また、県民から支持されていることは、知事が圧倒的な支持率で再選されたことなどから覗えるところです。
     しかし、職員には、改革メニューは次から次へと出てくるがその目指す目的や取り組んでいる改革の成果がはっきりと見えてこないこと、また知事の思い(Why))が正確に伝わらず伝言ゲームとなっていたことなど、やらされ感が生じている。

     このことは職員組合が行った職員アンケート調査の結果にも、知事の進める改革の理念・方向性はわかるが、事務事業評価システムの導入など具体的な各論になると、「なぜ新たなシステムを導入するのか、なぜ『今』導入するのか、また自分たちの意見が反映されていない」などの意見となって表れている。このことはいままでのようなトップダウン方式の改革や組織改正等のハードな仕組み改革のみでは、職員の意識、そして組織の風土・文化を変えることは難しいことを物語っています。

     戦後50数年間営々と続いてきた行政のあり方を抜本的に改める改革を継続し、これをたゆまず進化させていくには、このやらされ感を払拭し、職員満足度を高めるとともに、自ら考え改革に取り組もうとする自立した職員を1人でも多く増やしていくことが必要となります。

    私が、この交流の場に参加した契機、そして、参加し続けている理由

    それは三重県が進めている「生活者起点」の県政推進という理念・方向が正しいと信じているいるからであり、改革を継続し進化させていくにはハード面のみではなく、組織の風土・文化の変革が避けられないと考えたことにあります。
     これは決して、ハードの改革を否定するものではなく、ハード及びソフトを融合した総合的な改革がないと、明治維新、戦後の改革に匹敵すると言われる「21世紀の改革」はできないと考えたことにあります。

     私にとってこの交流の場は、職場などで改革が思うように進まず落ち込んだときなど、明日への元気エネルギーと、さらには気づき、知恵を皆さんからいただく場でもあり、三重県の取り組みに対して様々な貴重な意見をいただける場ともなっています。

    ★この交流の場で出会うことができた全国の仲間の皆さん、引き続き、お互いに夢と悩みを語り合い、気づきと知恵を交換し合っていきませんか。
    また、いまだ出会うことができないでいる全国の仲間の皆さん、次の出会いの場を楽しみにしています。

メールニュース購読 スコラ・コンサルト公共組織支援のご案内 行政組織に限らず、中央官庁や教育機関など様々な公共組織の組織風土改革を支援しています。 fb

株式会社スコラ・コンサルト

東京都品川区東五反田5‐25‐19
東京デザインセンター 6F
TEL 03-5420-6251

topbtn
トップ行政経営デザインとは行政経営デザインラボのご紹介コンサルティング代表プロフィールコラム一覧
講演・対話会のご案内と体験記公務員のネットワーク交流会を始めた思い支援・活動実績メディア実績|書籍紹介
共同研究・学会発表公務員のチャレンジ活動 ご相談・ご依頼・お問合せ
サイトのご利用について個人情報保護方針
Copyright © 2012 Scholar Consult Co.,ltd. All Rights Reserved.