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2013年 冬の世話人交流会レポート

開催概略
参加者が所属する団体 愛知県、あま市(愛知県)、茨城県、大田原市(栃木県)、沖縄県、川崎市(神奈川県)、岸和田市(大阪府)、国富町(宮崎県)、江東区、国土交通省、小平市(東京都)、さいたま市(埼玉県)、滋賀県、下野市(栃木県)、スコラ・コンサルト、伊達市(宮城県)、千葉県、中野区、習志野市(千葉県)、日本政策投資銀行、農林水産省、播磨町(兵庫県)、人吉市(熊本県)、松戸市(千葉県)、南伊勢町(三重県)、横浜市(合計30名)
開催日 2013年1月19日(土)
会場 スコラ・コンサルト(東京・五反田オフィス)
全体の流れ

1月19日(土)
13:00 全体会
      ①顔合わせの一言紹介(参加の動機他)
      ②交流会の趣旨・目標・お約束
      ③分科会の進め方説明
13:45 分科会 (オフサイトミーティングをベースに、インテグラルカードワーク)
       ◆ジブンガタリ 今年の自分の抱負
       ◆キズナガタリ 思いの聴き合い、実現に向けた知恵の出し合い
       ◆ミライガタリ  明日の自分へのメッセージ
16:30 全体会 分科会の共有、今日の気づき
17:30 終了
18:00 別会場にて懇親会

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今回の運営チーム 菊池 学(愛知県)、上田 淳子(播磨町)、小山 巧(南伊勢町)、中西 大輔(滋賀県)、溝口 尚也(人吉市)、元吉 由紀子(スコラ・コンサルト)
今回の特徴

今回は、運営チームメンバーがフェイスブック上で場の案内を発信したことから、ほぼ10日間で定員の20名が埋まってしまいました。最終的には、会場の受付け許容範囲ギリギリの30名に拡大して、開催に至った次第です。

また、冬の東京開催は、時間設定が午後だけと短いため、短時間で深く話し合える場の運営として、分科会では、“インテグラルカードワーク”というスコラ・コンサルトで現在開発中の対話手法を活用しました。
ここでは、立場・肩書を越えて気楽にまじめな話をする≪オフサイトミーティング≫による対話をベースとして、「知性」的に話し合うだけではなく、「感性」も豊かにして感じ合うことを大切にしています。そして、もやもやした「暗黙知」も、カードに書くという行為を通じて明確に認識できている「形式知」に転換しながら、グループで複数の視点を組み合せて「統合」していく、それによって「創発」を生み出しやすくする技法です。

今回は、年初の1月開催であったことから、それぞれの参加者の【この1年の抱負】をテーマにしてみました。
それによって、分科会の様子を報告するメモも、通常のワードベースではなく、それぞれが自分の抱負を一字(一語)に書き表すところからスタートし、次に抱負を実現するにあたって現在どんな課題を抱えているのか、そして、思いを語り合った後、明日の自分に向けて投げかけたメッセージを共有しました。

一年後、参加者のみなさんとこれらの抱負のその後をぜひ語り合ってみたいなと思っています。

第1分科会

第1分科会は、コーディネーター以外は関東地方の自治体の方々ばかりでした。
最初に、今年の抱負を書いてホワイトボードに貼り、順番に語っていただく中で、落ち着いた雰囲気の中でじっくりとそれぞれのお話を聴く「場」ができました。

同じ仕事をしているはずの自治体でも、それぞれに特色があり、「へぇ~」という驚きの声がよく聞かれました。特にトップの意向が組織に与える影響はよくも悪くも大きいと感じました。
のびのびとした組織の中で困難な課題にも楽しそうに挑戦されていたり、閉塞感いっぱいのモノの言いにくい組織でも来たるべき新しい時期に備えて後輩を支えることが今の自分にできることだと周りの自治体をも巻き込みながらネットワークをつくっておられたりと、それぞれの置かれた状況は異なりながらも、公務員としての自分の責任を果たそうという思いは同じでした。

みなさんのお話をお聴きしながら、現在自分が置かれた組織風土の違いはどうしようもないけれども、それを活かしてさらに発展させたり、あきらめないで変化のために努力を続けたりすることにより、もっとそれぞれの思いを大切にして頑張っていくことのできる、心地よい組織風土をめざしていけるんじゃないかと感じました。

 

第2分科会

第2分科会は、若手からベテランまで年齢層も幅広く、そのキャリアも様々でした。

まず、それぞれの参加者が掲げたキーワードについて聞き合い、各参加者の所属する組織の現状や、参加者個人の組織における立ち位置、問題意識などを共有しました。
その後、一人の参加者からの「自分の自治体の現状、組織風土を変えることや他人を巻き込むことの難しさ」に関する投げかけにがあり、相当の時間をかけてこの話題について意見交換を行いました。
トップのリーダーシップ不足に対する不満や、上司、同僚に対する愚痴といった話題もありましたが、最終的には「自分が主体となって、今できることは何か」という点にたどり着き、各参加者のこれまでの経験を踏まえた様々な視点からの意見交換ができたと思います。

具体的な事例を題材にしながら相談に応じるというプロセス中で、自分の経験や過去の行動を振り返ることができ、その時には気づかなかった「きっかけ」や「キーワード(フレーズ)」を整理する機会ともなったようです。
  

第3分科会

第三分科会は、所属は、国、政令市から小規模な市町まで、役職も、首長、幹部・管理職、人材育成・改革推進部署の担当者など、実に多種多様な顔ぶれとなりましたが、仕組をつくって組織全体に影響を及ぼす改革を推進したり、組織のマネージメントや人材育成を担っていく役割、それに伴う悩みという点では、みな共通していたように思います。

自分が動くだけでなく、組織のメンバーとともに動く、あるいは、動いてもらうことの難しさや苦労であったり、また、変わらない組織をどう変えていくか、改革のための具体的な方策や取組はどうあるべきかなど、悩みを抱えるメンバーの問いかけを縦軸にして、経験豊富な古参のメンバーが、自身の実際の取組体験を交えながら、問わず語りに応えていく。様々な視点から語り合いが深まり、組織風土改革や役所の人材育成の話だけにとどまらず、人はどのような時に変わりうるのか、そのような根源的な部分にも及ぶような中身の濃い時間だったと思います。特に、任期の定めのある職員と現役首長の問題設定と課題認識の厳しさには、他の多くの任期の定めのない職員であるメンバーにとって考えさせられる話題だったように思います。

また、話し合いの手法として、初めてインテグラルカードワークを取り入れてみました。
コーディネーターの練度が不十分で、従来のオフサイトミーティングになってしまった感もありましたが、時間が限られた中で、メンバー間の語り合いをより深めていくためにも、今後とも、このような新しい試みにもチャレンジしていく必要性を感じた今回の交流会でした。
 

第4分科会

農業、観光、産業、広報など、現場で新しい価値を生み出す仕事にあるメンバーを集めてみた分科会でした。なので、最初は、そんな仕事モードの話題が中心になるのかなぁ~なんて思っていたのですが、予想は大外れ(^^;)。

まずは一人ひとりが今年の抱負の一言を語り合うところから始めてみたところ、もうこの段階で、それぞれの仕事の根っこにある思いには共通したところが浮き出てきて、チームづくりの大切さに関する意見が飛び交い始めました。(これもインテグラルカードワークのなせる技?)

そして、次第に「大切だとわかっていても、なかなかうまくできていないんだ」という悩みや、「結局それってどうしてうまくいかないんだろうか」という原因の深堀り、「自分はこんなやり方をしてみてるよ」という実践経験などが、あれこれ積み重なって来て、最後は「やっぱり、これってタイミング! タイミングが合えばいいんだよね」なんて、妙にピッタリフィットする言葉が生まれました。

今日初めて会った人が多かったのに、なんだか和気あいあいと、それでいて時折「フムフム」と考え込むこともあり、どちらも混在して、とても深くつながった気がしています。

このメンバーで、1年後にこの抱負の進捗状況を聴いてみたいところです。 

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