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2013年 春の世話人交流会レポート

開催概略
参加者が所属する団体 愛知県、あま市(愛知県)、岩倉市(愛知県)、大阪市、沖縄県、刈谷市(愛知県)、岐阜県、江東区(東京都)、国土交通省、滋賀県、スコラ・コンサルト、武豊町(愛知県、)、伊達市(福島県)、豊川市(愛知県)、豊田市(愛知県)、長崎市、習志野市(千葉県)、日本政策投資銀行、廿日市市(広島県)、播磨町(兵庫県)、人吉市(熊本県)、三重県、南伊勢町(三重県)、美濃加茂市(岐阜県)、吉野町(奈良県)(合計33人)
開催日 2013年5月11日(土)~5月12日(日)
会場 ウインクあいち(名古屋市)
全体の流れ

 5月11日(土)
13:30 開催案内(交流会の趣旨・目標・お約束、経緯、スケジュール) 
14:00 分科会 セッション1 (分科会でオフサイトミーティング)
     ~ジブンガタリ~
     
互いの人となりと最近の思いや取組みを聞き合う
      ・第1分科会、・第2分科会、・第3分科会、・第4分科会
18:30 全体会 一人1分自己紹介
20:00 懇親会

5月12日(日)
 9:00 分科会情報の共有 ~シャッフルタイム~
      各分科会から1名ずつ、4名でグループをつくり、語り合う 
  9:35 分科会 セッション2(分科会でオフサイトミーティング)
            ~ミライガタリ~
      
明日からの一歩を語り合い、知恵を出し合う
11:30 全体会 ・各分科会からの情報共有、各自から一言感想
13:00 解散

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今回の運営チーム 菊池 学(愛知県)、上田 淳子(播磨町)、小山 巧(南伊勢町)、小山 将彦(南伊勢町)、中西 大輔(滋賀県)、藤原 秀雄(三重県)、溝口 尚也(人吉市)、元吉 由紀子(スコラ・コンサルト)
第一分科会

第1分科会では、若い(?)フレッシュな方からベテランの方まで、活動に今まさに取り組もうとしている方から活動や取組を既にどっぷりと浸かっている方までが入り交じり、活動に対する情熱ややる気がフレッシュマンの思いや取組から導かれ、そこに生まれた思いに、ベテランの意見が味わいや深さという彩を添えて、濃密で心地よい時間が生まれました。

○グループ内では「仕込みと巻き込み」、「やる気と気づき」、「窓になる」、全体では「スポンサーシップ」「勝ち組と負け組」などのキーワードが記憶に残った。2日間を通して感じたことは、まず、行動する人がいて、次にそれを応援してあげる人がいる、そうして行動した結果を目に見える形で現すことができたとき、組織風土が変わっていくのだということである。いきなり大きなことはできないけれども、できることをやる、しかも、笑顔で楽しくやっていく。これがその気持ちを持続させていくことの秘訣だと思った。私も明日から少しでも実践していきたい。そして、いつか、若手の職員をこの会に連れて来ることができるとよいと思う。

○率直で辛口になるが、何のための公務員の組織風土改革世話人交流会なのかなぁって思いがあた。温度差はあれど、せっかく、こうして全国から自分のところの組織風土の改革のために何とかしたいとの有志が集まったわけだから、もっともっと分科会の場で、意見交換、情報交換ができればなぁと感じざるを得なかった。
この交流会も、ただ自分たち公務員のための組織風土改革の交流会に感じてならなかった。決して、公務員だけが満足の組織風土であってはならないし、そこのまちと、そこのまちに住む住民のための、組織風土改革でなくてはならないと思っている。

○私は今まで、独りよがりに熱くなっては、周りの良くて小言、ほとんど無関心という冷や水にモチベーションを下げては収束してしまうということを繰り返し、なかなか周りを巻き込めずにきた。
交流会のジブンガタリを通じて、似たような環境下で、同じように悩み、同じように頑張っている仲間がおり、失敗、挫折を繰り返しながらも、成功事例を少しずつでも積み重ねていることを知り、元気と勇気を沢山いただけた。
それとともに、冷静な視点を、大事にしていかなければならないなぁと思えた。

「誰もがそれぞれの価値観の上に守りたいものを持っており、否定することはできない」

「周りを敵だと切り捨ててはダメ。巻き込むための綿密な戦略、変化球が必要」
「アカン時は待つことも時には必要」
「巻き込んだ人たちに引き続きついてきてもらうには、目に見える具体的な成果が必要」等々。
また、「自己肯定力」というキーワードが心に刺さった。
周りが無関心で、ましてや褒めてくれなくても悲観しない。自己満足と否定的にとらえず、やる気を持続するために時には自分を褒めてあげる。すぐモチベーションを下げてしまう自分には必要な力だなぁと。
これからの私の目指す姿は、『冷静に熱くなれ!』である。
今回の交流会を通じてつくづく思わされたのは、対話を通じての気付きって大切だなぁと。自分の内面も整理されて、とってもスッキリだった。

○多くのすばらしい出会いをいただき、本当に嬉しく思う。
皆さんのお話を聴きながら、自身について国に出向してからのこの1年間を振り返ることができた。出向した当初は、「私の市のために国で一つでも多くのことを吸収して、持って帰りたい」と高い志を持っていたが、予想していた業務内容と異なっていたために、いつしか「早く市役所に戻りたい」とマイナスに考えるようになっていた。

しかし、「燃える男」達の話を聴いて、ハートに火を点けてもらった。
今回の交流会を通して、今やるべきことは、目の前の仕事をしっかりやること、そして出向先でのネットワークをしっかり創ることだと改めて認識することができた。
(「答えは自分の中に」ありましたが、再確認できた。)
来年の目標は、「窓になる」ために私の市から他の職員を連れてくることである。

○最後にお話しのあった、「悩んでるって言っても、答えは自分自身の中に持っているものだ。それに気づいて背中を押してもらえる場がここの交流会なんだ」という言葉に「うわぁ、ホントだよー!」と感動するくらい、自分の中ではいろんなお悩み事に対する考え方が整理できたような気がする。
たくさん元気が出る名言を頂いたが、私がとっても「( ・∀・) イイネ!」と思ったのは、「存在感があって、八方美人だけど、主張がある人」という言葉だった。

自己主張をする訳でもないのに何となく存在感があって、たくさんの人と仲良しで敵がいないけれども、自分の考えはしっかり持っている、そんな人になりたいなぁと思った。
また、外でいろんな活動をしていくにしても、まずは自分の足元を固めておかないと、横槍を入れられたり、妨害されたりもするので、日々の業務をちゃんとやることも大事だなぁと痛感している。
あいさつ・褒める・コミュニケーションを取る・自分の担当業務をきちんとやるetc。
まずはそこからだなと思っている。

○初めての参加だったので、どのような話をするんだろうと不安に思っていたが、終わってみるととても楽しかったなぁというのが率直な感想である。
日々の業務のなかで、組織の雰囲気、職員同士の人間関係の難しさから、フルパワーで仕事をすることができなかった。
特に「そんなに頑張って仕事をしても次に異動してくる人が大変だから仕事をするな」と、(直接的にではないですが)言われたこともあり、嫌だと思っていた。
そのことを皆さんに聞いていただけたことや、これから組織のなかでどのように工夫して動いていけば良いのかという気付きをいただくことができて本当に良かった。

○分科会では、メンバーのお話に、自分がたどってきたプロセスを見る気がした。
あ、自分もこういうときがあったな・・・と思いつつ、現状の忙しさと余裕のなさに流されて、「変わりたくない」「変わろうとしていない」「問題を見ようとしてない」「指を自分に向けていない」そういう自分自身にも気づいて、大いに反省した。
現在の所属に問題意識を感じていない(仕事はおもしろい)こともあって、現状を「受け入れた」のか、「あきらめた」のか、自分自身でもよくわからない。

ここ数回は、そんな自分の気持ちを確かめるために参加していたが、今回、はっきりわかった気がする。
受け入れたのでも、あきらめたのでもない。
自分に余裕かないから、ただ面倒なことに目をつぶっているだけなんじゃないか・・・と。これはショックだった。

○今回、三つの思いを改めて確認させてもらった。
一つ目は、とことん聴くと疲れる。(オフサイトミーティングを繰り返していたときの疲れる感覚を思い出した。)
二つ目は、とことん聴くと気づきが得られる。(普段の業務でどれだけ聴いてないのかと思えるほどに、素直に聴き入ることで、自分自身の気づきに繋げられた。普段の聴くには、どのように切り返そうか等の邪念が入りすぎているようだ。)
三つ目は、とことん聴くとわかりあえる。(たった2日(実質1日)聴きあうだけで、人となりがよくわかり、とても気持ちの良い関係になれたという気持ちになれた。)
これから、ここで得た元気エキスを力にして、とことん聴いて、いい人間関係と楽しい職場づくりを目指していきたい。 
 

第二分科会

○当たり前のことを当たり前にやることの大事さ、難しさ、感謝の言葉、顔を見ての挨拶等々、意外にできてないことある。あとは、バランス良く。思いが強すぎると、自分も疲れるし、相手を疲れさせることもある。気負わずに、できることからやるってこと。

○(1)それぞれの部署、職制に応じたスポンサーシップ、(2)いかに仕事をやりがいを持って気持ちよくできるか(3)仕事における成功体験、など、興味のあるテーマが出され、今後も考え続けなければならいないことだと思った。

 また、成功体験に関しては、①任される・②認められる・③感謝される(ありがとう)・④自己肯定(満足)の順番で、①・②とスポンサーシップ、 ③・④と仕事のやりがいが深く関わってくるんだろう。自分にも小さいながらこのような経験があるはずなので、今一度思い返してみたい。

〇実践に基づく話や抱えている課題などを聞いて、また、私自身のやってきたこと、やろうとしていることを聞いてもらい、自分の信じる方向が悪くないという自信をもらった。
とりあえず、実践という点では当たり前のことをしっかりとやっていきたい。
 

  • ・「ありがとう」というべき時にはちゃんと言葉に出して言う
    ・あいさつは顔を見て、話は目を見て聞く
  • ・あいさつだけでなく、プラスアルファの会話を心がける
    ・face to faceのコミュニケーションを大事にする
    ・自分でできることを率先してやっていく
    ・人に何かを望むのではなく、スポンサーシップで、自分が提供できるものは最大限提供して応援する

    まずは、自分がワクワク感をもって、楽しくやっていくこと、やり続けていくことが、この交流会の目的である組織風土改革につながるのではないか。

    ○「自分の立ち位置」を確認する(できた)場だった。このような集まりは、「期待以上でも、期待以下でもなかった」、だからと言って、意味がないことでなく、必要だと思う。若かりし頃に足掻いていた姿や、自分は出来てる!と勘違いしていた自分と非常に重なる姿を見て、大変、微笑ましく思い、自分が抵抗勢力にならないよう、戒める機会にもなった。

    庁内でもこのような雰囲気で開催したい。愚直に続けなければ、組織風土は変えられない。一人では息切れするから、先ずは外部で仲間を増やし、そして内部の賛同者を増やすことで、結果として潮流が大きく変え、組織風土が徐々に変化させよう。
    組織風土はトップによって変えられるのではなく、自ら(自分たち)が変わらない限り定着しない。この場は人それぞれ、組織風土改革へのチャレンジャーが自分の立ち位置を確認できる場となっていることを認識した。

    ○1.違和感を感じる、感じてもらうこと、自分の組織だけでは感じられないが、外の組織にでる機会がある人は、どんどん活用することを勧め、機会がない人は、私たち世話人が、こういった交流会などに誘ってみる。
     2.実践すること 、勉強会や 交流 組織の立ち上げなど、業務外での労力を要することもあるが、自分の業務の中でできること、まずは、当たり前のことから。。

    ・感謝のことばを意識して使う「ありがとう」「おつかれさま」
    ・顔をみて、プラスアルファのあいさつ「おはよう。昨日の試合はどうだった」
    ・雰囲気のいい職場づくりのために、成功体験を意識して誉める
    ・渦は中心が動いてるから渦ができるわけで、日々何年もあきらめず、前向きに実践を続けることでほんの少しずつ組織が変わって、大きな渦になっていく
     まさにバタフライ効果である。まだまだ内向きの組織なので、私から外向きにしていきたい。

    ○自分から見ればすごい先立者でも、それぞれが思い悩み、試行錯誤しながら「現状を変えていく」ことに取り組んでいた、迷っているのは決して自分だけではないんだという安堵感と共感が第一だった。自分自身心に残ったのは、「スポンサーシップ」と「後進育成」。風土改革を根付かせるためにも、それなりのキャリアを持ち、ポジションを得てきたら、これからの若手が活動できるフィールドを提供するスポンサーとしての役割を果たしていくことが求められている。これからの若手に提供するため微力を尽くそうと思った。

    ○仕事の忙しさを理由(言い訳)にして、職場の仲間や部下とのコミュニケーションが不足している、感謝や励ましの声かけなどの当たり前のことができなくなっている、そんな自分に気付くことができた。厳しい環境だからこそ、コミュニケーションに気を配ることが大切だと再認識した。自分の行動や発言を少しでも変えることで、職場の雰囲気も変えていきたい。

    ○市町や県、国、上司と部下、同僚などの立場はあるが、仕事をうまく進めるためのキーワードが「複眼思考」である。こんなテーマを個人的には、もう少し深掘りできればと思った。
    この交流会の変遷を知る者として、これまでのふりかえりとこれからの方向性など毎回、自分の立ち位置や役割を見つめ直す機会になっている。
     
第三分科会

第3分科会では、国、人口数百万の政令市から、人口数千の中山間地の町まで、役職も地方自治体の首長、中央省庁の官僚から、職場の中で行政評価や人材育成などの組織風土改革に実際に取り組んでいる方、組織の中でTOPを支える方など様々な立場・役割の方が参加し、事例を交えながらそれぞれの立場や立ち位置の中で取り組んでいること、感じていること、思うことを分かち合い、次の行動に向けて有意義で、密度の濃い意見交換ができました。

○自分にとっていいお話をたくさん聞くことができ、早速、担当と参考となった業務について、協議が出来た。自分の担当でない分野でも話を聞くことによって、自分に置き換えた場合どうなるかということを考えられた2日間だった。

○【元気のもと】今回も皆さんと親しくお話させていただき、元気のもとをいただいた。【初心】昔からの仲間の方とお話しさせていただき、初心を思い出した。初心忘るべからずで、新たな気持ちでがんばりたい。【定点観測】改善・改革はなかなかすぐには成果がないが、私の定点観測認識では、十数年前に比べて、地方自治体のマネジメントは格段に改善していると思う。

是非、焦ったり、諦めたりせず、「小さなことから始める勇気とそれを大河にする根気」でがんばろう!私もこれまでの経験を活かし、今の職場でいろいろトライしていきたい。

○組織風土改革に挑んでいる全国の公務員の皆さんの輪のなかに私みたいなものが入れるのかと不安だったが、率直な悩みを話すなかで、普段から着実に地道に積み重ねたたくさんの経験に裏付けられたアドバイスを得たで、自ら取り組んでいることへの自信と前向きに楽しみながら変化を起こしていく様々なヒントを得れた。

先駆者の方々との出会いも大変な刺激となり、このような機会を得たことは、自身の公務員人生にとって、大変幸運だった。2日間の限られた時間だったが、濃度の高い有意義な時間を過ごすことができ、今の自分を見直し、今後に向けた取り組みへの前向きな気持ちへの心の支えと、全国各地で頑張る仲間の人の繋がりを得ることができた。

○交流会に初めて参加し、不安と興味が半々だったが、参加されたメンバーが、明るく、楽しそうに悩みや今、取り組んでいることを話す姿をみて、全国にも、私と同じような悩みを抱えている職員がいることに勇気をもらったが、一方では、皆さんほど組織風土について、今まで真剣に考えたこと、取り組んだことがあったかと反省もしながら、自分を見直す良いきっかけとなった。

「・・・改革」というと重たく、特別で、道のりが遠く感じるが、交流会でもらった元気とつながりを活かしながら、職員が同じ方向性を持ちながら、明るく・楽しく、時には遊び心をもって、身近な職場を良くしたい、と思えるような仕組みを考えていきたい。来年の交流会では、その成果を少しでも披露できるよう、試行錯誤しながら頑張っていきたい。

○今回は2つの目的を持って参加した。1つ目は、この会で色んな自治体の職員との人脈づくり。日頃から、支えてくれる仲間というか、友達というか、知り合いというか、要は相談できる人づくりが私にとって大きな財産であると思っている。そういった点で、1つ目の目的は、十分達成できたと思う。 2つ目は、この会で改革を継続させる勇気と元気をいただきたいとの思いだった。 自治体は違えど悩みは同じで、思いの共有を図ることができ、共に頑張ろうという気持ちになった。

○今回の目的は3つあった。1つめは、自治体職員のみなさんに、○○市の現状とその中で自分が迷いながら行っている仕事、職場風土づくり、マネジメントなどを聞いていただくことで、気持ちを整理し客観的な目で○○構想の評価をしていただくことだった。 2点目は、自分なりの基礎自治体像をつくるために、皆さんから日ごろの仕事を聞き出すことだった。 3点目は、大きな変革の中で、どのようなマネジメントをするか。3つとも、想定以上の成果を得られた。

○うちの取組みが亀のような歩みでも基本を踏まえて一歩一歩進んでいるんだなあと実感できたこと、交流会へ誘った人たちが自分なりの答えをもって良い表情して帰れたように思えたこと、去年お会いした人たちがそれぞれの取組みの中で苦労をしながらもやれたというような体験を話していてそれがとても嬉しく心強く思えたこと、分科会のメンバーが自分なりの気づきを得て帰れたように思えること。そんないくつもの思えたことでその場が楽しいと思えた。そして来年また良かったねと思えるよう仕事の中でも一歩一歩、交流会でも一歩一歩着実に進んで行きたい。

○1泊2日でじっくりと聴きあう、大変、密度の濃い時間を共有でき、 そこで、様々な「気づき」と元気をいただくことができた。才能でも知識でもなく、「真摯さ」こそが働くものとしての唯一の資質であるならば。そのような「真摯さ」溢れるみなさんたちに囲まれて過ごしたこの二日間は最高に幸せだった。
 

第四分科会

4つある分科会の中で最も女性比率が高かったため、ジブンガタリの中でも職場やキャリアにおける関わり方やとらえ方における男女の違いが話題に登り、和やかなムードでのスタートになりました。また、管理部門の担当者が多くいたことから、トップや管理職、事業部門との間のギャップを感じているという課題認識が共有されました。

二日目は、1年後どんな自分になっていたいのかを思い描き、まずはどんな一歩を踏み出してみようと思うのかを発表し合いました。組織は異なるものの、自ら変わる取組みには相互につながりがあり、全体を連ねていくと今にも組織が動き出しそうな様子を思い浮かべることができました。それぞれの職場でもきっと「共に学び、共に育つ」パートナーをみつけられるはず、そんな勇気をもらった場になりました。

○ジブンガタリ・ミライガタリで、自分のことを話すうちに、こんな気持ちで取組んでいた、こんなことで悩んでいた、私にも話できる自分ネタが実はあったんだと、振り返って考えたり気づくことができた。

「熱い思い」や「成功体験」とは自分の基準だけで決めていたが、客観的にみることで、改めて&初めてみえてきて「熱い」や「成功」につながることに気づいた。
「初めて同士でもこんなに共通することがあって、こんなに語り合えるのだから、自分の職場でもできるんじゃないか」という言葉がとても印象的だった。
何をするにも、人のつながりや信頼関係なので、私ができること、まずは職場や地域の人たちと笑顔で向き合う、寄り添う・・・そして言葉の語尾はポジティブに。ここから意識をしていきたい。

○現状を何とか変えたいと真剣に取組み、悩んでいる話をいろいろ聴けて、知的な刺激と元気をもらった。2日間の交流会でお互いに深く理解し合え、情報・意見交換の内容が深かった。

○交流を通じて情報共有する中で色んな悩みがあったが、解決方法は人の分だけ出てくるので、発信することが大切なのだと感じた。この交流会に参加して、とても前向きな気持ちになった。『願えば叶う 思えばできる』

○参加申込みをしたものの、「公務員の組織風土改革世話人」という名前からして頭の固い人、熱い人のあつまりで、自分が参加してよい場所なのか?小さな町の職員の参加が受け入れられるのか?みんなの話についていけるのか、など、不安でいっぱいだった。
しかし、参加して良かったし、また、参加したいと思った。組織の規模、肩書き、所属部署、男女など関係なく、お互いの思い悩みを語りあい共有し、そのなかから自分が悩んでいたことのヒントやキーワードを見つけることができた。得た情報を活かし、一歩踏み込んだ行動をしてみようと思う。

○参加者は様々な立ち位置からの体験談や悩みを通し、自分自身がこれから何をしていけばいいのかを考える会だった。若い職員も多く、その燃える気持ちがビシビシと伝わり、元気をもらった、そんな気分にもなった。
改革をしていくことには、相当な労力を伴うものだからこそ、楽しんで地道な努力を続ける必要性を認識し、実践していることを改めて実感した。

○久しぶりにじっくりと耳を傾けながら「聴く」ことをした。相談を受ける仕事では「聴くこと」が重要だが、答えらしきものを考えながら「聴く」のと、この交流会で「聴く」ことは、全く違う。ジブンガタリでは、他の参加者の話を聴くことで、疑似体験し、取り込むことで、新しい自懐かしい自分を見つけることができた。「共感」できることに「安心」と「癒し」が、自分の考えと「違う」ことは、「気づき」を得ることができた。自らを変革することによって周りも変わることができると信じて、助け助けられる組織になるように、踏み出した一歩の次のその次の一歩となるよう、エネルギーを注入して歩き続けたい。

○第4分科会は、管理部署に所属していて、役職としては管理職以外の方が中心となっている分科会。そのため、1日目は、ジブンガタリの中で立場上の取組みや問題意識が多く語られた。
確かに、全庁の行政改革に関わる部署の責任は重く、役割を果たすことは管理職であったとしても大変だが、一般職員の身では、なお大変だろう。それでも、法律事務と違い、組織経営やマネジメントに関わる仕事には、明確な手引書がないので、自分で学び取るしかない。
それには、常に自分を客観的に見て、何を学び、何を行動していかなければいけないのかを考える内省力が欠かせない。この分科会は、同じような立場にある人と対話することによって、この内省力を高めることができる希有な学びの機会となっていたように思われる。職場に戻ってからもぜひ、「自分」目線ではなく、「首長」や「上司」「他部署の職員」の目線から自分をとらえ直す機会に役立ててほしいと思う。 
 

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