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行政経営デザインメールニュース 2025年02月

今年度は、あなたにとってどんな年だったでしょうか

今年度は、あなたにとってどんな年だったでしょうか。
3月は、次年度に備えて1年をふり返ってみることがお勧めです。

ふり返る機会を設ければ、どんな取り組みからも学び取ることができます。ついては、以下の3つのポイントを押さえておくと 学びをより豊かにすることができるでしょう。

一つめは、取り組む前にしっかり仮説を持って取り組み、その仮説からふり返ること。それによって、当初イメージしていたことと どこにどのような違いがあったのかという相違点と、なぜそのような違いが生じたのかという要因を深く理解することができるようになります。

二つめは、他の人からフィードバックを受けること。視座を変えて見ると、見える景色が異なるため、他の人がとらえた見方や考え方、意見を聴くことによって、より多くの気づきを得ることができます。

三つめは、次につながるアイデアを出し合っておくこと。後知恵と言われるように、やったすぐ後には明確な言葉にならない 五感で感じ取っていることがたくさんあるものです。やれたうれしさややりきれなかった悔しさ、一緒に取り組んだみんなの笑顔など、次もこれを生かして広げていきたいとか、今度は前もって用心しておこうなど、次に向けたアイデアが湧いてきます。

ついては、3月22日(土)に、NPO法人自治体改善マネジメント研究会主催の 「公務員の組織風土改善セミナー」2024年度実践コースの参加者8人のうち4人の方が、この1年のふり返りとして下記の成果報告会を開催いたしますので、ご案内いたします。
みなさんと一緒にぜひ有意義なふり返りの機会になれば幸いです。

 

▼「公務員の組織風土改善セミナー2024年度 成果報告会」のお申込みはこちらから

https://br-a02.hm-f.jp/cc.php?t=D2131&a=224&c=18562&d=1854

 

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成果報告会での発表者からのメッセージ

 

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【報告1】荻布 彦(おぎの ひこし)

富山県 職員キャリア開発支援センター所長 ・職員キャリア相談室長

「職員のウェルビーイングを目指して ~自治体初のセルフ・キャリアドックの舞台裏~」

 

オフサイトミーティングを利用した職場での取組を始めて5年目になりました。定年(61歳)を迎える今年度は、もう一度基本に立ち戻り、チームとしての仕事の進め方に取り入れてみました。今年度新設された「職員キャリア開発支援センター」「職員キャリア相談室」では、自治体としては初めての「セルフ・キャリアドック」の導入を目指しています。

年度前半は息つく暇もなく過ぎ、年度後半にさしかかった11月に、ようやくチームをふり返る余裕が生まれました。チームのメンバーはモヤモヤしてないかな、そんな不安から、 ごく自然にモヤモヤガタリを始めてみようと思ったのです。
さて、その行く末は?

 

【報告2】中村 暁晶(なかむら あき)

公益財団法人横浜市国際交流協会 多文化共生推進担当課長 

「過去にとらわれず、前向きな組織づくりに向けた取組~組織作りの前に人づくり~」

 

自ら仕事を創造することが求められる今の時代、カリスマ的なリーダーの存在に頼るのではなく、職員一人ひとりのマインドチェンジが大切です。 自分の課題は、雇用形態がまちまちのチームを同じ方向に向かせ、やりがいと成果との両立ができる状態に引っ張っていくことでした。

 

まずは、オフサイトミーティングの手法を取り入れ、肩書やアイデンティティ、 言語を超えて本音で話し合える関係性を築くところから始めました。 仲良しにならなくても、共感できなくても、理解はできる。理解できるから、きつくてもやれる。 中間管理職として、財団の転換期における試行錯誤をふり返ります。

 

【報告3】西川 展子(にしかわ のぶこ)

和歌山県 教育庁生涯学習課 課長

「教育と福祉の連携 ~カタリバチャレンジ2022-2024~」

 

オフサイトミーティングを取り入れて、教育と福祉の接点づくりのチャレンジを続けて、今年度でとうとう3年目となりました。今回はこの3年間のチャレンジを自分なりに振り返り、報告させていただきます。

課題と目的を探ることからスタートし、関係課の担当者がチームとなって対話とトライ&エラーを繰り返しながら、ステージを一段一段アップし、やっと現場で接点作りを実践することができました。試行錯誤を繰り返しながらの道のりはまさにクネクネ、たまにはどこに行ってしまうのだろう?って思う時もありました。でも、描いた連携のありたい姿に、確実に近づけた手ごたえは感じています。

 

【報告4】溝口 尚也(みぞぐち なおや)

 人吉市 復興政策部 部長

「復興まちづくりの具現化のために ~フォーマルとインフォーマルの多重奏的取組~」

 

豪雨災害から復興まちづくりを進めるために、公民連携の仕掛けと仕組みが必須であり、国・県等行政機関や政治家、まちづくりの専門家や有識者、地域の民間事業者らと、垣根を超えたシームレスな連携が必要です。

その具現化のためにまちづくりのビジョンを共有し、フラットな関係性を構築するための体制 「デザイン会議」を組成したものの、異なる立場や背景、強力な個性を兼ね備えたメンバーらと、ともに仕事を進めるためにはフォーマルな会議だけではうまくいかないことが多々。そのために、適宜、インフォーマルな働きかけを重ねることを意識してきました。そこで見えてきた課題や問題点も皆さんと共有し、フィードバックをいただくことで、 今後のより良い仕事に繋げていきたいと思います。

なお、本メール下方に本セミナー2025年度基礎コースのお申込みも掲載しています。ご一緒に組織風土改善にチャレンジしてみませんか。
次年度ご参加希望の方は、お申込みをお待ちしています。

▼「公務員の組織風土改善セミナー」【2025年度上期 基礎コース】のお申込みはこちら

https://br-a02.hm-f.jp/cc.php?t=D2132&a=224&c=18562&d=1854

行政経営デザイナー/プロセスデザイナー 元吉 由紀子

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